2022.02.06

WT I原油90ドル超え、100ドルの壁はまだ遠い

2022年、2月3日に90ドルの壁を突破したWTI原油、同年1月末から売りを仕掛けていた個人投資家を狩り尽くし、93ドル付近まで上昇、このまま100ドルの大台へ行ってしまうのか、今回はWTI原油の今後について予想を行なっていきたい。

まず注目するべき点はなんといってもロシアとウクライナの紛争問題、第二次世界大戦以来の大型戦争になりうる今の逼迫した状況は原油価格を大きく押し上げている。

ウクライナの国境付近には数十万のロシアの兵隊が配備され、アメリカもこれに対抗してウクライナへ加勢する次第。

もしウクライナがNATOへ加入すれば、ウクライナにアメリカのミサイルなどを合法的に配置しロシアを牽制できるため、ロシアとしてはなんとしても阻止したいところ。

ロシアは資源大国で、天然ガスや原油といったエネルギー資源の面でロシアに依存している国もそう少なくはない。

今現在原油の価格は91ドル付近まで戻され停滞している。
昨年の3月ごろから引かれる抵抗ラインに押し戻され、なかなか上昇しずらいチャートになっている。
しかし海外の専門家は、これからの寒波により原油の需要が増え、原油は100ドルを目指すと言う見方をする人もいるそうだ。

個人的には昨年のチャート形成の流れからして、一時70ドル付近まで押し戻されてもおかしくないと踏んでいるが、ロシアとウクライナの問題が解決されなければ断言はできない。

引き続き、ロシアウクライナ問題へアンテナを貼りながらチャートを見ていくべきだろう。

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Makoto
投資歴6年、米国株式投資、FX(外国為替証拠金取引)、暗号資産(仮想通貨)、コモディティ(金、石油)を中心に投資を行っているトレーダー、今後の市場予想とかいろいろ嘆いています。